ゴルフを始めたばかりの初心者にとって、スコア120の壁は最初に直面する大きな試練です。
「ラウンドに行っても毎回スコアが120を超えてしまう……」「自分だけが上達していない気がする……」
そんな悩みを抱えている方へ向けて、この記事では“なぜゴルフで120を切れないのか”を徹底的に分解し、今日から取り組める実践的なアドバイスをお届けします。
目次
- ゴルフで120を切れない人の特徴と共通点
- スコア120の壁を越えるために必要な考え方
- 実践!120切りに効く練習メニューと改善法
- スコア120を切るためのラウンド術とマネジメント
- まとめ:ゴルフで120を切るために必要なこと
ゴルフで120を切れない人の特徴と共通点
ミスショットをリカバリーしようとして余計に悪化
スコア120を切れない人に多いのが、「ナイスショットを打とうとしすぎる」こと。
例えば、ティーショットが林に入ったとき、本来は「横に出す」が正解ですが、無理にグリーンを狙って木に当ててしまうことがよくあります。
ワンポイント:ミスのあとは“ナイスリカバリー”を目指さず、“ナイスボギー”で十分!
スイングの土台ができていない
ゴルフは「軸」がズレると、全てのショットがブレます。
初心者の多くは「フォーム」や「握り方」すら安定していません。
よくあるフォームミス | 起こりやすい結果 |
---|---|
手打ち | 飛ばない/曲がる |
腰が早く開く | スライス |
力みすぎ | トップ・ダフリ |
基本の構え・グリップ・アドレスを見直すだけで、スコアは安定します。
ルールやマナーの知識不足でペースが乱れる
「プレーファスト」が守れないと、自分のリズムも崩れてミスショットが増えます。
また、同伴者に気を使いすぎて集中力が散るのも初心者によくある落とし穴です。
スコア120の壁を越えるために必要な考え方
「パーを取る」ではなく「トリプルボギーを打たない」意識
120切りの最大のポイントは“トリプルボギー以上を減らす”ことです。
つまり、「ナイスショットの数」よりも、「大叩きの回避」がカギ。
スコア構成 | 数字 |
---|---|
トリプルボギー(+3)以上を3ホール以内に抑える | ○ |
ボギーやダブルボギー中心でまとめる | ◎ |
パーやバーディは“狙わない” | △ |
目標スコアの逆算から、必要なスキルを考える
「120切り」という目標は、18ホールで平均6.6打以内(=119)で回ること。
項目 | 打数の目安 |
---|---|
ティーショット | 2打(パー4換算) |
アプローチ | 2打 |
パター | 2打 |
→「ナイスショットでなくてもいいから、とにかくミスを減らす」意識が重要です。
スコアカードの記録で、自分の弱点を“見える化”する
プレー後に振り返る習慣が、圧倒的成長を生みます。
- どのクラブでOBしたか?
- アプローチは何回ザックリしたか?
- 3パットが多かったホールはどこか?
【表:スコア分析シートのサンプル】
(表は省略、実際の記事ではGoogleスプレッドシートなどのリンクを活用)
実践!120切りに効く練習メニューと改善法
練習の8割を「100ヤード以内」に集中する
初心者がやりがちなのは、ドライバーばかりを打ってしまうこと。
しかし、スコアに直結するのは100ヤード以内の「小技」です。
練習メニュー | 内容 |
---|---|
30〜80ヤードの距離感練習 | コントロールショットの反復 |
10〜30ヤードのアプローチ | ランニングアプローチ中心 |
3〜5mのパター練習 | 2パットで収める距離感 |
練習場では「狙いを持った練習」が上達を早める
「ただ打つ」ではなく、打つ前に“目標”を立てることで、実戦に近づきます。
- 左右どちらかのネットに寄せる
- 必ず1クラブで3球しか打たない
- フェース面の芯に当たったかを確認する
自宅でできる「体の軸」を作るドリル
ゴルフ初心者にこそ、地味な“軸作り”が大切です。
- 壁ドリル(背中を壁につけてスイング)
- 鏡の前でのゆっくり素振り
- タオルを背中に挟んでのスイング確認
スコア120を切るためのラウンド術とマネジメント
コースマネジメント=「リスクを減らす思考」
飛ばすことではなく、“安全な場所”に打つこと。
それが結果的に「大叩き防止」につながります。
状況 | 判断基準 |
---|---|
バンカー前に池がある | 池の手前に刻む |
距離はあるが右がOB | 左ラフを狙ってショット |
グリーン周りが傾斜 | 奥から攻めない |
クラブ選びに迷ったら「短い番手」を選ぶ
届かせようとすると力が入り、ミスが出ます。
120切りの段階では、「飛ばす」よりも「確実に前進する」が鉄則。
- 迷ったら1番手短く
- ユーティリティや7番アイアンを多用
- ドライバーよりスプーン(3W)で安定感重視
メンタル管理:ミスを引きずらない習慣
初心者が陥りやすいのが、「1打のミスで崩れる」こと。
でも、プロでもミスします。重要なのは“立て直す力”です。
- ダフったら次は「ナイスボギー」でOK
- 3パットしたら「次こそ2パットで」
- 1ホールごとに気持ちを切り替える
まとめ:ゴルフで120を切るために必要なこと
スコア120を切れない初心者が、最短で上達するための要点を振り返ります。
成長の3ステップ
- スイングの基礎を整える
- 短い距離の練習に集中する
- ラウンドではリスクを避ける
「ナイスショット」ではなく「ナイスミス」で十分。
あなたが次のラウンドで“120切り”を達成できることを、心から願っています。